単角子宮の場合は帝王切開になる人も多いようです。わたしは普通分娩、それもかなりの安産でした。
破水から始まったので少し焦りましたが、陣痛は3時間程度であっさりしたものでした。
お腹が張りやすかった出産直前
里帰りをせず自宅から近い病院で出産する予定だったので、臨月になってもいつもと変わらない生活をしていました。
妊娠36週ぐらいで一度胎動が感じにくくなったことがあり、心配になって病院に駆け込みましたが、何事もなくて安心しました。子宮が狭いので動きにくくなったのかもしれません。
単角子宮は早産のリスクが高いため、病院からもなるべく安静にと言われていたのですが、無事に37週を迎えてからはどんどん動くように言われました。
かなりお腹が張りやすかったので「もうすぐ産まれるんじゃないかな?」と感じていました。案の定、その日はすぐに訪れました。
1日のうちにおしるし~破水
妊娠37週のある朝、主人を送り出してトイレに行くとおしるしがありました。おしるしがあってもすぐに産まれない人もいると聞いていましたが、もうすぐそのときが迫っているのだとわかってドキドキしました。
その後、普通に買い物をしたり昼食を食べたりして昼寝をした後、トイレに行ったらおしっことは違うものが出ていることに気付きました。
病院に電話するとすぐに来るようにということだったので、ナプキンを当てて、まとめてあった荷物を持って出発しました。
自宅から病院まではおよそ400m。陣痛もなく、昼間だったので、歩いてしまいました。タクシーを呼ぶよりも早いですからね。病院に着いて「さっき電話した○○です」と伝えたら、「もう来たの?」と驚かれました。
合計6時間のスピード出産
病院に着いて3時間ぐらいで陣痛が始まりました。
その後のことはあまり覚えていないのですが、陣痛が始まってから3時間で出産しました。我慢できないぐらい痛かったのは1時間ぐらいだったと思います。
朝おしるしがあって、昼過ぎに破水して、夜には産まれたので、スピード出産と言えるでしょう。
先生に「単角子宮なのでちゃんと産めるか心配していた」ということを言ったら、「そうなん?」とあまり気にしていない様子でした。
突然の立ち合い出産
主人は成り行きで立ち合い出産になりました。立ち合いはどっちでもいいと言っていたのです。
ドラマなんかでは立ち合いの人も専用の服を着ていますが、主人は普段着で立ち合いました。果たしてあれでよかったのでしょうか……。
わたしはもう陣痛の痛みをすっかり忘れました。「産むだけなら何人でも産める」と言ったところ、主人は「あんなに痛がっていたのに…」と言っています。立ち合う人のほうが怖かったのかもしれません。
次の記事では、単角子宮の自覚症状について考えます。