健康な夫婦が自然な状態で一定期間妊娠できないことを不妊といいます。その期間の定義についてはまちまちです。
日本生殖医学会のサイトには以下のように書いてありました。
日本産科婦人科学会では、「その期間については1年から3年までの諸説あり、2年というのが一般的である」としています(2013年版、産婦人科用語集)。
単角子宮と不妊の関係
わたしは結婚してから妊娠するまで3年半かかりました。3年半というと不妊の範囲に入るでしょう。ただ、結局は自然妊娠でしたし、もっと長い間悩んでいらっしゃる方もいるわけで、重篤な不妊症ではなかったのかもしれません。
自分が単角子宮だったことと、3年半妊娠しなかったことが関係あるのかどうか、誰にもわからないことではあります。
卵管造影検査のときにお世話になった先生は「単角子宮は特に関係ないですよ」とおっしゃっていました。単角子宮と気付かずに子どもを産んで、何らかの手術の際に判明するという話もよくあるそうです。
月経不順と不妊症
単角子宮と関係あるのかないのか判りませんが、わたしは10代の頃から月経不順の傾向がありました。
3人の子どもを産んだ母親が「自分もそうだった」と言うので心配していませんでした。正常な子宮の方でも月経不順の方はいますし、月経不順であっさり妊娠する人もいるので、特に関係はないのかもしれません。
しかし、結婚してすぐに手を打っておいたらもう少し早く授かったのかな?という気持ちもあります。
ほかの子宮奇形とのちがい
子宮奇形には単角子宮以外にも、重複子宮、双角双頚子宮、双角単頚子宮、中隔子宮、弓状子宮など、さまざまな種類があります。形状によって着床のしやすさや、育ちやすさが変わってくるでしょう。
単角子宮は片方の卵管が通じていないというデメリットがあります。また、ほかの子宮奇形と違って手術等の治療法がありません。
その反面、子宮内の形がフラットで、通常より小さい子宮というふうにもとらえられます。
出産した病院の先生も「子宮は伸びるから心配ない」と、単角子宮を気にしていない様子でした。
子宮奇形を気にしない
一説には子宮奇形は全女性の5%にみられるのだとか。わたしは単角子宮と知ったとき、驚きの気持ちと、くじに当たったようなうれしい気持ちになりました。
もしもショックを受けている方がいたら、それほど深刻に受け止めないほうがいいのかもしれません。単角子宮でも妊娠・出産はできます。ポジティブに考えるのがおすすめです。